YouTubeショート実証:視聴維持と「Engaged Views」優先の挙動(2025/11 検証ログ)

体験談・スピンオフ

この記事の位置づけ

  • 目的:YouTubeショートの現在仕様を一次資料に基づいて正確に要約し、自チャンネルの実測で裏づける
  • 一次資料:YouTube公式ヘルプ&デベロッパー定義(CTR・Retention・水印表示・ショートの視聴回数ルール変更)
  • 一次実測:6日で6,737再生のスピンオフ立ち上げ → 続報「グレイ」1,900再生/平均視聴14秒(16秒尺の約87%完了)

結論

  • ショートの表示回数(Views)は 2025/3/31 以降「再生開始/リプレイの開始」でカウントに変更。“Engaged Views”は別で継続計測(収益・評価の判断に使用)。Google ヘルプ
  • レコメンド評価は完了率や保持(Retention)などの視聴継続シグナル>CTRの重みで解釈するのが安全。CTRは「表示(Impressions)に対するクリック」定義であることを公式に揃える。Google ヘルプ
  • **Retentionの定義は公式APIでも“時間経過に対する視聴比率”**として明確。実測でも完了率の高さ(約87%)が再推薦後の安定に寄与。Google for Developers
  • 透かし(ブランディング)は**「動画の最後」表示設定が可能(デフォ15秒)**で、視聴維持に不要な常時ノイズを避けられる。Google ヘルプ

実証 1|現在仕様の一次情報

ショートの視聴回数カウント(2025/3/31〜)

  • 開始・リプレイ開始で1カウント/最低視聴時間要件なし
  • 旧来の「一定秒数以上視聴でカウント」は**“Engaged Views”として継続計測**(収益や評価の判断に使われる一次指標)。Google ヘルプ+1

CTR(インプレッション・クリック率)の定義

  • YouTube内で登録されたインプレッションに対して、サムネ+タイトルがクリックされた割合
  • 外部サイトやエンド画面等、一部はCTRの分母に入らない場合がある(ヘルプ定義)。Google ヘルプ

視聴維持(Retention)の定義

  • 動画の経過比(elapsedVideoTimeRatio)に対し、視聴がどれだけ残っているかの比率(YouTube Analytics APIの一次定義)。Google for Developers

透かし(ブランディング)表示

  • 「動画の最後」または「全編」等で切替可。最後表示はラスト15秒が公式仕様。Google ヘルプ

実証 2|自チャンネルの一次データ(公開ログ)

立ち上げ 6日(スピンオフ全体)

  • 累計 6,737 再生(6日)
  • YouTube説明欄1行目と固定コメントを同一URL(AI学習ログ)に統一 → blog回遊を確認(定性的)

続報:グレイ(16秒尺)

  • 合計再生:~1,900
  • 平均視聴時間:0:14(16秒尺の約87%完了
  • 視聴維持率:42.2%(チャンネル平均を上回る)
  • 高評価率:85.7%(平均91.7%に近似)
  • 終了画面CTR:0%(ショートでは一般に影響小・評価は主に完了率や保持)

所見:完了率の高さが初動→評価ウィンドウ→再推薦の持続に寄与。総ビューは「到達(Reach)」、**Engaged Views/Retentionが“効き目(Impact)”**を担保する構図と一致。


実証 3|運用で効いた要素(再現性のある最小セット)

1) 冒頭0–2秒の**「理解できる静止」→微動**

  • いきなり大動作より、わずかな“目線・微動”で引きつけ→離脱抑制(Retentionの初期下落を回避)

2) 終盤だけ透かし(最後15秒設定)

  • 全編透かしを避け、ラスト区間のみに限定(ノイズ削減)。Google ヘルプ

3) 説明欄・固定コメントのURL一本化

  • 毎動画で異なる導線にしない(評価分散を防ぎ、ブログ回遊の検証が容易)

仕様に即した安全な解釈(誤りを避けるための境界)

  • アルゴリズムの詳細ロジックは非公開。本記事は公開一次定義(YouTube公式ヘルプ/API)と自チャンネルの一次計測に限定して結論づける。
  • CTRの“良し悪しの閾値”は一般化しない。本記事では定義のみを参照(「何%なら正解」等の言及はしない)。Google ヘルプ
  • “Engaged Viewsの内部基準”は未公開。収益・評価判断に用いられるという一次発表の範囲でのみ記述。Google ヘルプ

まとめ

  • 2025年のショートは**「開始でビューが積み上がる」**一方で、評価・収益判断は“Engaged Views/Retention”が軸
  • 実測でも完了率の改善=再推薦の安定につながった。
  • クリエイティブ設計は初秒の静止→微動、終盤だけ透かし、導線はURL一本化の最小セットから。

参考(一次情報のみ)

  • YouTubeヘルプ|Impressions & CTR FAQ(CTRの定義) Google ヘルプ
  • YouTube公式コミュニティ告知|Shortsビューのカウント方法変更(2025/3/31〜) Google ヘルプ
  • YouTube Analytics API|Audience retention metrics 定義 Google for Developers
  • YouTubeヘルプ|チャンネルのブランディング(動画の透かし表示時間)

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