プロンプトは入口にすぎない——実務で価値を出すAI活用の次の一手

AI学習ログ

本記事では「AI活用 プロンプト」をテーマに、学んで終わりではなく実務にどう結びつけて価値を生むかを解説します。

最初の勘違いと気づき

プロンプトの学習を一通り終えて「いつでも呼び出せる」状態になったとき、正直に言えば私は「これでAI学習はゴールだ」と思っていました。ところが実際は、その考えは大きな勘違いでした。

学習の後半、同じ教材を使って わずか2か月でAIコンサルとして2件の案件を受注した方の話を聞きました。金額は百数十万円と数十万円。さらに内容次第では数百万円規模になる可能性もあるとのことでした。

その話を聞いたとき、正直「言い値じゃないか?」と思ったのですが、それだけの金額を出す価値があると納得させる仕組みがあったのです。つまり、ただプロンプトを知っているだけではなく、クライアントの仕事を効率化できる形でAIを組み込んでいたのです。


「アプリ開発?」の疑問と現実的な答え

そのとき耳にしたのが「アプリ開発」という言葉でした。正直「そんな本格的なことまで必要なの?」と戸惑いました。

けれど実際には、難しいプログラムをゼロから作るというより、身近なツールをつなげるだけでも大きな効果が出せるのです。

  • 例えば、GoogleスプレッドシートとAIを連携して「自動で文章を整形する」
  • 社内で使うアンケートをAIが自動でまとめる
  • メールの下書きをAIが瞬時に作る

こうした小さな仕組みでも、毎日の仕事時間が何時間も短縮されます。つまり「アプリ開発」という言葉をもっと噛み砕けば、**“仕事を便利にする道具をつなげる”**という意味なんです。


中小企業や個人でも導入できるのか?

ここで多くの人が思うのが「それは大企業の話でしょ」「うちの会社には関係ない」という疑問です。

でも実際は、中小企業や個人でも十分に導入できます。たとえば…

  • アルバイトのシフト表を自動作成
  • 毎日の売上報告をスプレッドシートにまとめて、AIが自動でグラフ化
  • お客様への返信メールをAIが下書きして、確認だけすれば送信できる

こうしたことはすでに誰でも実現可能です。身近な業務を少し楽にするだけで、“時間を生み出す”効果はすぐに出るのです。


高単価案件が成り立つ理由

では、なぜAIコンサルが高単価になるのでしょうか?
ポイントは「価値ベースの価格設定」です。

  • 導入前:作業にかかる時間、人件費、ミスのリスク
  • 導入後:時間短縮、コスト削減、品質の安定

例えば「毎月20時間かかっていた仕事がAIで5時間になった」とすれば、15時間分の人件費が浮きます。時給2000円なら月3万円、年間で36万円の削減です。導入費用が30万円なら1年で回収できます。

つまり「初期投資を何か月で取り戻せるか」を示せば、クライアントは納得して支払うのです。これが「言い値」ではなく根拠ある価格になります。


私の気づきと次の一歩

私は当初「プロンプトを覚えれば十分」と考えていました。けれど実際は違いました。プロンプトはあくまで頭脳の一部であり、それを動かす手足=ツールや仕組みがあってこそ価値になるのです。

そして私が次に進むのが Google Apps Script(GAS)の学習 です。

  • 多くの会社が使っているGoogleサービスと相性が良い
  • スプレッドシートを使えば、初心者でも仕組みを作りやすい
  • 「毎日ちょっと面倒なこと」を自動化するのに最適

GASを覚えれば、ただの「AIを試した人」から「AIを活用できる人」へ一歩進める。そう確信しています。


まとめ

結論として、プロンプトは入口にすぎません
本当に価値を生み出すのは、AIを日常の仕事に結びつけて「仕組み化」したときです。

大企業だけの話ではなく、中小企業や個人でも十分に実現可能。むしろ身近な業務から始めることで効果を体感しやすくなります。

私自身の学びもこれから続いていきます。プロンプトから始まり、次はGAS。さらにその先へ。
このブログを読んでくださるあなたと一緒に、AIを“遠い存在”から“使える道具”に変える道を歩んでいきたいと思います。

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