AIカードとの再会で気づいた“体験の力”

体験談・スピンオフ

触れた瞬間に思い出した原点

AI学習を始めてからしばらく経っても、私は「AIカード」について一度も触れてきませんでした。
理由は単純で、あのときはまだ“仕組みを理解していなかった”からです。
黒くて薄いカード──たった2ミリのデバイスが、自分の価値観を変えるなんて思ってもいませんでした。

それから2か月。
AIを学び、DifyやChatGPTを実務に活かすようになって、ようやく見えたものがあります。
あの日の“かざした瞬間”こそ、私がAIを“使えるもの”として捉え始めた最初の体験でした。
今回は、その体験を改めて形に残しておきます。


黒いカードに秘められた体験の衝撃

初めて手にした瞬間の違和感と驚き

2025年の初夏、知人が差し出したのは黒く光るカード。
「これ、名刺です」と言われたとき、私は思わず笑ってしまいました。
紙でもなく、プラスチックと金属というイメージ。どちらかといえば“リモコン”に近い見た目。

「スマホにかざしてみてください」
そう言われて試してみると、数秒後、画面に相手のプロフィールページが表示されました。
メール・SNS・動画リンク・LINEボタンまで整然と並び、一瞬でつながれる
QRも検索も不要。
あの体験で、AIが“遠いもの”ではないと実感しました。


データを届けるという新しい名刺のかたち

名刺ではなく“リンクを転送するデバイス”

AIカードは「名刺の代替」ではありません。
内部のNFCチップがスマホに反応し、相手のデジタル名刺ページを表示します。
名刺を渡すというより、自分の情報をリンクとして届けるイメージです。

受け取る側が“保存”をタップして初めてデータが登録される仕組みで、
勝手にページが開くことはありません。
安全性が高く、初対面でも信頼を損なわない。
“テクノロジーとマナーが両立したツール”だと感じました。


AIが「学ぶもの」から「使うもの」へ変わった瞬間

理解ではなく体験が動機になる

それまで私は、AIを“勉強するもの”と考えていました。
ところがこのカードを通じて、「触れて初めて分かる世界」があると知ったのです。
特別な設定も、難しい操作もない。
ただ“体験”するだけで、AIがどう人とつながるかが体感できる。

それが、私のAI学習の根っこを作った体験でした。
AIは知識ではなく、感覚で理解できる時代に入っている。
あの小さなカードが、その事実を最初に教えてくれたのです。


技術ではなく“きっかけ”が人を変える

遅れて語る理由

私はこの話をずっと書かなかった。
なぜなら、理解していないものを言葉にするのは無責任だと思ったからです。
でも今なら言える。
AIカードとの出会いは、AIを「現実の力」に変える最初の実感でした。

そして今、ブログを書く私の原点でもあります。
派手な宣伝や仕組みの話ではなく、
「かざして、つながる」――その1秒の体験が、すべての始まりでした。

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