ノートPCでもAI制作はできる|私の実機環境と安定化メモ

AI学習ログ

AI動画やCanva、ブログ執筆、Xの自動投稿。どれも「ハイスペックPCじゃないと無理」と思われがちです。私もそう感じていましたが、今では中堅ノートPCでAI学習から制作まで回しています。この記事では、実際に使っているPC構成と安定化の工夫を、現場の手順とともに紹介します。


私の制作環境とスペック

PC構成と利用範囲

私のメインマシンは、マウスコンピューターのDAIV系ノートPCです。
CPUはIntel Core i7(第8世代)、GPUはGeForce GTX 1050、メモリ16GB、ストレージはSSDです。最新構成ではありませんが、AI学習・Canva編集・note執筆・X自動投稿までを同時にこなせます。

CanvaやChatGPTを複数タブで開くと動作は重くなりますが、ブラウザ作業や音声確認程度なら問題ありません。クラウド処理を多用し、レンダリングなど重い部分は外部サービスに任せる運用にしています。

用途と実際の動作感

用途は明確に分けています。

  • note・WordPressの記事執筆
  • Canvaでのアイキャッチ制作
  • GASによるX自動投稿の監視
  • AIアバター動画の台本調整と音声合わせ
  • YouTube用の説明文整理

これらを1台で行っており、ブラウザ作業中心なら安定。動画確認やBGM再生を並行するとやや重くなりますが、工夫すれば十分運用可能です。


詰まりやすい原因と対策

メモリ不足

16GBのメモリでは、複数AIタブ+Canva+YouTubeを同時に開くと一気に限界に達します。結果として入力の遅延やスクロールのカクつきが発生します。
物理的な増設も選択肢ですが、仮想メモリを手動設定することで一時的な落ち込みを回避できます。

長時間作業を続けると本体が熱を持ち、CPUが自動的にクロックダウンします。これが「急に全体が重くなる」主因です。アルミ製スタンドで底面に隙間を作り、冷却効率を上げるだけでも安定性が大きく変わります。

同時進行の負荷

ブログ・Canva・SNS・動画確認を同時進行するのは、ハードよりも使い方に問題が出やすい部分です。
作業を「今やるタスクだけ」に絞り、不要なタブやアプリを閉じることが最大のチューニングになります。


実際に行った安定化設定

こうした調整は、AI学習ログ全体で繰り返し検証してきた“現場改善型AI運用”の一部です。

電源プラン切替

Windowsの電源プランを「静音・省電力」と「処理優先」で切り替え可能にしました。
普段は静かに、Canvaや動画作業時だけ高パフォーマンスに。これだけで体感レスポンスが変わります。

仮想メモリ設定

物理メモリ不足を補うため、ページファイル(仮想メモリ)を自分で設定しています。

  • 初期サイズ:4096MB
  • 最大サイズ:16384MB
    これにより、メモリ枯渇によるフリーズを防止しています。

バックグラウンド整理

PC起動時に不要なアプリが立ち上がらないよう、スタートアップ設定を見直しました。
常駐ソフトの自動起動を切るだけでもメモリ使用量が減り、CPU負荷も下がります。

冷却スタンド導入

ホームセンターで購入したアルミスタンドを使用し、底面からの放熱を改善。
ファンが暴走するまでの時間が延び、CPU温度の安定化に最も効果がありました。


現状できることと限界

記事執筆とデザイン

noteやWordPressでの記事作成は快適。Canvaも通常のテンプレート作業なら問題なく動きます。
素材を多重に重ねると一時的なカクつきはありますが、致命的ではありません。

AI動画調整

AIアバター動画は、レンダリングを外部クラウドに任せることで軽量化しています。
台本や音声確認はローカルで行い、生成はサービス側に投げる運用です。

自動投稿確認

X(Twitter)の自動投稿スクリプト(GAS)は安定稼働中。
トークン管理・再認証の定期チェックを入れておくことで、長期運用でも崩れにくくしています。


継続的に改善していく方向性

ボトルネックの克服

今後は、昼以降に発生する「熱+メモリ負荷」の二重ボトルネックを優先的に改善します。
メモリ増設や簡易外部ファンの導入で、さらに安定したAI作業環境を目指します。

これからの検証計画

負荷の高いCanva動画や長尺AIアバターの生成を、どこまで現行PCで処理できるかを継続記録します。
「スペックが足りないから無理」ではなく、「工夫すればどこまでいけるか」を検証するのが今後のテーマです。


47歳でAI学習を始めた私にとって、このノートPCは実験と成長の証です。
限界を理解しながら使いこなすことで、道具の寿命も自分の集中力も延ばせると実感しています。
次に挑む人へのヒントは、「最新機材より、使い方を磨く」こと。
今日できる調整から始めてください。

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